日本最北端ツアー その12 礼文島トレッキング③

 さて、岬めぐりコースが続いていますが、いよいよ「本番」ともいえる段階になってまいりました。

 全行程の4分の1ほどをこなしたところで、画像のような場所に出くわしました。

 車が止まっているところがありますね。ここまでは道路が整備されていて、すれ違うのは難しいけど、自動車が通ることができましたし、自転車やバイクは余裕で走行できました。

 しかしそれもあの車が止まっているあたりまで。

 ここから先は、徒歩でのみ、侵入可能となります。

手前から蛇行しながら画面奥に向かう、うっすらとした獣道がわかりますか?

人一人が通るのがやっと、という道。トレッキングらしくなってきた!!

途中からの眺めは、相変わらず素晴らしい!

そして海にご注目!!透き通っているように見えませんか?

そう、鮮やかなコバルトブルーではないですか!!

透明度が高いので、海底がスケスケ!!(下品な表現方法をお許しいただきたい)

こういうのって、南の島の海でしか見ることができないと思っていましたが、北も北、北野最果ての島で見ることができるとは!

日本は海に囲まれていますが、キレイな海が広がっています。

険しい道は、なお続く。

写真だと平坦に見えてしまいますが、すごくきついんです。

特にゴロタ岬に向かうときに至っては、急こう配もいいとこ!

登山となんらかわりません!

「岬めぐりコース」などと、なんだかのどかな感じを漂わせる名前がありますが、名前に騙されないでください。まあ、そこまで険しくもないのだけど、登山に向いている靴は必須です。サンダルなら滑ってケガしかねない。

そして、自分には1時間前の行動が災いし始めていました。

以前の記事を覚えていらっしゃるでしょうか?

自分はスコトン岬のレストハウスにて、地ビールを飲んでいました。

それからちょうど1時間後。最も過酷なゴロタ岬「登山」を行っているとは!

そりゃあ運動不足なうえに登山経験のない自分ですが、それにしても苦しすぎ!
心臓が異様にバクバクとし、数歩上っては休憩が必要なほど。途中で視野もおぼろになったりしました。

これまでも散策は行ってきたのですが、こんな状況になるのは初めて。

ようやく頂上に着いたとき、思わず地面に座り込んでしまった。いや、本当に疲れた!

皆さん、トレッキングをするならビールを飲むのは絶対にやめてください!本当に死ぬかと思いました。自分は。

そんな死に直面した代償として、ゴロタ岬からの景色は格別でした。

場所はこちら!

礼文島にあるクワガタの角から、さらに枝分かれした産毛のような感じ。

 そこから見える風景は、まさに勇壮そのもの。

 地形に不思議な連なり、豪快な成り立ち。

「いい景色だ」というのとも異なる、地形の奇抜さ、大きさに圧倒される、という感じ。

外国語に頼るわけではないけども「ジオグラフィック」というにふさわしい。地球はこういう地形も作ってしまうんだ、と実感してしまいます。

ちなみに、先ほどの車が止まっていた付近の画像です。

ね、あんなにちっちゃくなっている!結構な高さまで登りました。

 ここから見える利尻富士も壮観です。なだらかな地形の礼文島からは、どこからでも見ることができます。

さあ、心臓の激しい動機も整い、呼吸も安定しました。水も多めに飲み、休憩もできました。準備は整った!次は画像の奥の砂浜にある鉄府の市街地に向けて移動開始です!

見えますか?海岸線の町の建物が。

あの町へ向けて坂を下り、海岸線を歩きます。

続く!!

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