難所、ゴロタ岬を後にしたキロポスト。
ここからは一転して、下りの道程となります。下りと言っても優しくなかったけどね!
だいぶ下ってから、改めて鉄府方面を。うーん、いい眺めだ。
皆さん、お気づきかもしれないけども、視界を遮る木々がないですよね。一面の草原。
これって、ありそうでない景色ですよ。おそらく、日本でも礼文島でしか見ることができないと思う。
なんだか不思議な風景です。緑色のクレパス画を見ているかのよう。
ねえ!?あきれるくらい草原が広がっているでしょ?
礼文島のほぼ全島がこんな感じ。島中に緑のジュータンを敷き詰めたような感じ。
先ほどのゴロタ岬です。実は峻厳な地形だった!
そして、表現しきれないほどのキレイで輝く海が広がっていた!
自分は、こんなに綺麗な海の写真を撮ったのは初めてです。なんと形容していいのか。
おそらく、だれが撮影しても、美しく撮れたと思う。
皆さん、海と空の境目がわかりますか?一見ではわかりづらい。
日本の最北端の島では、海と空が一つになっています。この不思議な景色を見ることができるのは、利尻島と礼文島だけ!!
鉄府の町が近くに見えてきましたね。
自分も北海道の端っこに住んでいるし、小さな字町なんて見慣れているんだけど、この礼文島の鉄府の町を見て、失礼な表現かもしれないけども、ここにも人が住んでいることに感動してしまった。
本州、特に東京や大阪などの大都市の皆さん、日本の最北端にある島の、さらに北の「でっぱり」のところにも、同じ日本人が住むささやかな街があります。日本にはこういうのどかな海に囲まれた場所もあるんです。
道標を発見。いよいよ地上に降り立ちます。
結構な坂道を降りて、ようやく山道を終えました。振り返ってみたところ。
サンダルや滑りやすい靴は厳禁です!
これでようやく全体の半分ほど。
続く!